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弟「以前、原油価格が高騰したけれど、何か理由はあるの?」
姉「イラク戦争など、引き金になったものはあるけれど、投機家の資金流入があげられるわね。」
弟「投機家?投資家とは違うの?」
姉「投機家っていうのは、買った価格と売った価格の差で儲けている人のことを言うのよ。」
弟「100円で買った物を150円で売って、50円儲けるということだね。この50円の儲けはキャピタルゲインっていうんだよね。」
姉「よく知っているね。石油も100円で買った人が120円、120円で買った人が140円と、次々に売り買いを繰り返しているから高騰しているのよ。」
弟「投資家と投機家の違いってあるの?」
姉「最大の違いは生産性があるかないかね。」
弟「生産性ってどういうこと?」
姉「投資は、たとえば新規発行株式を買ったとして、企業がお金を得ることができるよね。そのお金で生産機械を買ったら、どうなると思う?」
弟「そうか。新しい機械を買えば、作れる量が増えるね。」
姉「それが生産性ね。それに対して投機は、たとえば適正価格が100円のものが50円に下落したから、これを買いました。すると、150円に値上がりしたらどうなる? 」
弟「100円儲かったね。するとこの100円分所得が上がるんじゃないの?」
姉「確かにこの人は100円儲かったわね。けれど、この人にものを売った人は100円のものを50円で売ったので-50円。この人から買った人は100円のものを150円で買ったので-50円損をしているのよ。」
弟「すると合計は-100円で、利益を得た分損をしている人がいるから、所得自体は全体的には変わっていないんだね。」
姉「よく気づいたね。ここで言えることは、投機家が利益を得ている金額と同じだけ損をしている人がいると云うことよ。」
弟「けれど、どうして原油は100円のものを120円で買うのかな?」
姉「120円で買っても140円で売れると思うからよ。140円の人は160円で売れると思って買いこむのよ。」
弟「すると原油はどんどん値上がりするね。」
姉「ところがそうでもないのよ。電気自動車など、新技術による石油の需要の低下などで、いつかは崩壊すると思うわよ。そうすると、最後にババを掴んだ人が死ぬという訳ね。」
弟「バブル経済と同じだね。一部の人が投機によって大儲けしてベンツやキャデラックを買っているかと思えば、日々のガソリン代に苦労している人も居るって、どこかおかしいね。」
姉「そうね。自分さえよければ良い。そういう社会全体を考えられない人が増えたのかもしれないわね。貴方はそういう大人にならないために、一生懸命に勉強しようね。」
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弟「インフレとかデフレってよく云われるけれど、スタグフレーションってどういう意味?」
姉「まず、インフレとデフレの意味はわかっているかな?」
弟「インフレというのは、景気が良くてみんなが物を買うから物価が上がることだよね?」
姉「よく知っているね。対してデフレというのは、景気が悪くなってみんなが節約をして物を買わなくなるから、物価が下がり続けることを云うのよ。」
弟「需要と供給の関係だね。じゃあスタグフレーションは?」
姉「スタグフレーションというのは、景気が悪くなっているのに物価が上がり続けることを云うのよ。」
弟「景気が悪くなっているのなら、みんなが物を買わなくて売れ残るから、物価は下がるんじゃないの?」
姉「普通はそうね。けれど、何かの要因…たとえば原油が今高くなっているよね。それによって物価も上昇するのよ。」
弟「原油が高くなっているのなら、ガソリンの値段だけが上がるんじゃないの?」
姉「原油はいろいろな物を作る原料になるから、原油の値段が上がると物価も上がるのよ。材料を運ぶのにもガソリンを使うからね。」
弟「原油が高くなったら、ガソリンの値段だけが影響を受ける訳ではないんだね。」
姉「それが経済の面白いところね。」
リンクを貼っていただき、拍手コメントをくださった方へ
ぜひ、相互リンクにさせて頂きたいのですが、ブログ初心者なもので、どなた様なのかわかりません。よろしければ、コメントいただけると幸いです。


弟「さっきニュースで、『5ポイント上がって30%になりました。』というような説明をしていたんだけれど、ポイントっていったいどういう意味?」
姉「ポイントというのは、%で表した時に、どれくらい変化したかをわかりやすく示す時に使われるのよ。」
弟「わかりやすくって?」
姉「たとえば、10%のものが20%になったら、何%多くなった?」
弟「20%-10%で、10%かな。」
姉「それは間違いよ。たとえば1ℓの水があったとして、10%=100ml入ってたのよね?100mlに10%増えたら110ml=11%で、1%しか増えていないわよ?」
弟「あれ…そうか。%って勘違いしやすい単位なんだね。」
姉「そうよ。だからポイントという単位が使われるのよ。」
弟「どういう風に使うの?」
姉「10%が20%になった場合、『10パーセントポイント上がった』という風によ。」
弟「『変化後の%-変化前の%=パーセントポイント』ということだね。」
姉「そうよ。パーセントポイントだと言いにくいから、普通はポイントとだけ言うわね。」
弟「円高になると景気が悪くなるって聞いたけれど、どういうこと?円が高い方がいいんじゃないの?」
姉「まず、円高とはどういうことか説明する必要があるね。1$=200円を基準とすると、1$=100円など、右の円の数字が小さくなると円高と言われるのよ。」
弟「200円から100円になったということは、1$両替してもらうのに200円必要だったのが100円で済むということ?」
姉「そういうことだね。ドルの値打ちが下がったから、ドルを買いやすくなったということよ。」
弟「ドルの値打ちが下がると、どういう影響が出るの?」
姉「たとえば米国で1$のチョコレートがあったりすると、今まで日本人が200円で買っていたものが100円になるのよ。」
弟「米国での値段は1$のままなのに、円で買うと半額になるなんて面白いね。」
姉「これが為替の面白いところよ。円高になればなるほど米国のものが安く買えるのよ。」
弟「安く物が買えるのなら、たくさんものが買えるから良いんじゃないの?」
姉「輸入の面ではね。これを輸出にすると、とてもまずいことになるのよ。たとえば日本で200万円の車があったとして、1$=200円なら何ドルになる?」
弟「200万÷200だから1万ドルだね。」
姉「そうね。では円高になって、1$が100円になったらいくらになるかしら?」
弟「200万÷100で2万ドルだね。あれ…米国からみたら、車の値段が2倍になったね。」
姉「よく気づいたね。今まで1万ドルで買うことができた車が2万ドルになったら、米国の人は日本の車を買うかしら?」
弟「おんなじ車だったら買わないね。米国の車の値段が変わらないのなら、米国の車を買うよ。」
姉「そうよ。だから円高になると日本のものが売れなくなって、景気が悪くなるのよ。」
弟「輸出だけを見た場合、円安になればなるほどいいんだね。この円安・円高はどうやって決まるの?」
姉「外国為替市場というところで、売ったり買ったりされて値段が決まるのよ。お金の市場(いちば)みたいなところね。ただし中国は固定相場だから値段が変わらないわ。」
弟「値段が変わらないってどういうこと?」
姉「中国の通貨(人民元)を、日本の約1割の値打ちで固定してしまっているのよ。」
弟「固定してしまう利点はあるの?」
姉「10分の1に固定してあるということは、中国製品が他の国からすると1割の値段で買えることなのよ。するとどうなる?」
弟「とても安いから…みんな中国の製品を買うようになるね。」
姉「そういうことよ。固定相場が、中国の成長の一因になっていると言えるわね。」


最後の方の人民元についての説明については、情報が古いので現在のことについては分かりかねます。ご了承ください。
弟「サブプライム問題で、証券化と言うのが問題になっているけれど、どういうこと?」
姉「まず、米国のローンの仕組みについて話す必要があるね。米国には、プライム・オルタナティブA・サブプライムの3種類のローンがあるのよ。」
弟「サブプライムはどういうローンなの?」
姉「3種類のローンのうち、所得が低い人向けのローンだから、最も信用が低いのよ。」
弟「信用が低いってことは、帰ってこない可能性があるから金利は高くなるんだよね。」
姉「よく知っているね。所得の低い人が利用するローンの金利が高いということは、さらに返しにくくなるわね。そこまではどの国も同じなのよ。」
弟「じゃあどうして米国だけが問題になったの?」
姉「それが質問にあった証券化ね。普通お金を貸したら、その借用証書は自分で持っていて、貸したお金を返してもらうんだけど、米国の銀行はその証書を証券にして売ってしまったのよ。」
弟「売ってしまったら、そんなに儲からないんじゃないの?」
姉「普通住宅ローンでお金を借りると借りたお金の2倍位を支払うことになるのよ。たとえば3000万円借りたとすると6000万円ね。米国の銀行は3000万円貸した証書を、4500万円で投資家に売るのよ。4500万円の証書で6000万円になりますよってね。」
弟「本当なら30年かけて貰う金利を、すぐに貰う訳だね。これはいい仕組みを考えたね。」
姉「ちょっとまって。自分で返してもらうローンって慎重に審査するけれど、今日貸して明日売ってしまうローンの審査って別にしなくてもいいよね?」
弟「あ…すると、誰に貸しても銀行は損をしないね。」
姉「よく気づいたね。誰に貸してもすぐにお金が返ってくるから、銀行は返せそうにない人にまでお金を貸したのよ。」
弟「証券を買った人は、そんな事を知らないから損をするね。けれど、どうしてここまで問題になったの?」
姉「それが再証券化よ。さっき4500万円で売ったと言ったけれど、それをたくさん買い集めた人がいるのよ。」
弟「買い集めてどうするの?」
姉「たとえば10件分集めると4億5000万になるよね。これに他の債券などを足して10億円とかのファンドにして売るのよ。」
弟「けれど10億円なんて大金を持っている人ってそんなにいないよね?」
姉「そこで誰にでも買えるように、一口100万円とかにして売ったんだけど、そのファンドをまた買い集めてほかの債券と合わせて売った人がいるのよ。」
弟「え。また集めて売ったっていうことは、自分の持っているファンドが、何でできているのか分からなくなるね。」
姉「そう。自分の持っているファンドに、サブプライムが含まれているかどうかも分からない。そんな時にサブプライムローンの焦げ付きが表面化したのよ。」
弟「自分の持っているファンドが安全なものかわからない。するとすぐに売ってしまいたくなるよね。」姉「そうよ。だから世界的に証券が売りに出されて、これほどの大問題になったのよ。ちなみに、今までいった数字は適当なものだから、実際はもっと金利が高くなるはずよ。」

弟「一つだけ分からないところがあるんだけど、所得の低い人はどうして競って家を買ったのかな。返せないかも知れないなら、買わない選択もあるよね?」
姉「良いところに気がついたね。それはアメリカの不動産バブルが関係あるのよ。」
弟「アメリカでもバブルが起こったの?」
姉「そうよ。アメリカの不動産市場はこれまで右肩上がりで、2000万円で買った家が5年後に2500万円で売れることもあったのよ。」
弟「買った時より値段が上がってるって、なんとなく不思議だね。」
姉「そうね。今までは不動産の値段が上がり続けていたから、払えなくなって家を売ると、逆にお金を貰えることもあったのよ。」
弟「良い家に住めて500万円も儲かるのなら、みんな家を買うようになるね。」
姉「そうね。払えなくなっても不動産の価値が上がり続けていたから、信用の低いサブプライムでも返済不能になることがなかったのよ。バブルが崩壊するまでは…ね。」


この記事は、筆者の記憶をもとに作成されているので、ところどころ不備があると思いますが、ご容赦ください。
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