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弟「サブプライム問題で、証券化と言うのが問題になっているけれど、どういうこと?」
姉「まず、米国のローンの仕組みについて話す必要があるね。米国には、プライム・オルタナティブA・サブプライムの3種類のローンがあるのよ。」
弟「サブプライムはどういうローンなの?」
姉「3種類のローンのうち、所得が低い人向けのローンだから、最も信用が低いのよ。」
弟「信用が低いってことは、帰ってこない可能性があるから金利は高くなるんだよね。」
姉「よく知っているね。所得の低い人が利用するローンの金利が高いということは、さらに返しにくくなるわね。そこまではどの国も同じなのよ。」
弟「じゃあどうして米国だけが問題になったの?」
姉「それが質問にあった証券化ね。普通お金を貸したら、その借用証書は自分で持っていて、貸したお金を返してもらうんだけど、米国の銀行はその証書を証券にして売ってしまったのよ。」
弟「売ってしまったら、そんなに儲からないんじゃないの?」
姉「普通住宅ローンでお金を借りると借りたお金の2倍位を支払うことになるのよ。たとえば3000万円借りたとすると6000万円ね。米国の銀行は3000万円貸した証書を、4500万円で投資家に売るのよ。4500万円の証書で6000万円になりますよってね。」
弟「本当なら30年かけて貰う金利を、すぐに貰う訳だね。これはいい仕組みを考えたね。」
姉「ちょっとまって。自分で返してもらうローンって慎重に審査するけれど、今日貸して明日売ってしまうローンの審査って別にしなくてもいいよね?」
弟「あ…すると、誰に貸しても銀行は損をしないね。」
姉「よく気づいたね。誰に貸してもすぐにお金が返ってくるから、銀行は返せそうにない人にまでお金を貸したのよ。」
弟「証券を買った人は、そんな事を知らないから損をするね。けれど、どうしてここまで問題になったの?」
姉「それが再証券化よ。さっき4500万円で売ったと言ったけれど、それをたくさん買い集めた人がいるのよ。」
弟「買い集めてどうするの?」
姉「たとえば10件分集めると4億5000万になるよね。これに他の債券などを足して10億円とかのファンドにして売るのよ。」
弟「けれど10億円なんて大金を持っている人ってそんなにいないよね?」
姉「そこで誰にでも買えるように、一口100万円とかにして売ったんだけど、そのファンドをまた買い集めてほかの債券と合わせて売った人がいるのよ。」
弟「え。また集めて売ったっていうことは、自分の持っているファンドが、何でできているのか分からなくなるね。」
姉「そう。自分の持っているファンドに、サブプライムが含まれているかどうかも分からない。そんな時にサブプライムローンの焦げ付きが表面化したのよ。」
弟「自分の持っているファンドが安全なものかわからない。するとすぐに売ってしまいたくなるよね。」姉「そうよ。だから世界的に証券が売りに出されて、これほどの大問題になったのよ。ちなみに、今までいった数字は適当なものだから、実際はもっと金利が高くなるはずよ。」

弟「一つだけ分からないところがあるんだけど、所得の低い人はどうして競って家を買ったのかな。返せないかも知れないなら、買わない選択もあるよね?」
姉「良いところに気がついたね。それはアメリカの不動産バブルが関係あるのよ。」
弟「アメリカでもバブルが起こったの?」
姉「そうよ。アメリカの不動産市場はこれまで右肩上がりで、2000万円で買った家が5年後に2500万円で売れることもあったのよ。」
弟「買った時より値段が上がってるって、なんとなく不思議だね。」
姉「そうね。今までは不動産の値段が上がり続けていたから、払えなくなって家を売ると、逆にお金を貰えることもあったのよ。」
弟「良い家に住めて500万円も儲かるのなら、みんな家を買うようになるね。」
姉「そうね。払えなくなっても不動産の価値が上がり続けていたから、信用の低いサブプライムでも返済不能になることがなかったのよ。バブルが崩壊するまでは…ね。」


この記事は、筆者の記憶をもとに作成されているので、ところどころ不備があると思いますが、ご容赦ください。
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コメント

なかなか変わった紹介のしかたで面白いブログですね。
コメントありがとうございます。この紹介の仕方は難しいので、今回限りかもしれません。わかりにくくはなかったでしょうか?
むしろ堅苦しい感じで専門用語をごちゃごちゃ並べられるよりも理解しやすいです。こちらが姉弟の親になったかのような感覚になります。
会話形式にしたのは、以前、試験でやった時に、面白いと思ったからです。またこういう形式でやりたいと思います。

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